六道参りは毎年8月7日から10日。京都の六道の辻は現世と冥界の境目と伝えられているところ。この間、六道珍皇寺にはおそらく京都中の年寄りが迎え鐘を撞くために集う。
昔は夜通し鐘を撞く音が響いていたが、さすがに近所からの苦情が絶えず、今は朝の6時から夜の9時までと時間制限がある。
昨年、一昨年はコロナ自粛だったが、今年から通常に戻る。
朝6時前に寺に着いた時には、すでに150人程度が並んでいる。
撞き終わって6時30分ごろに列を見ると200~300人は並んでいた。
先祖の精霊が年に一度十万憶度の冥界からそれぞれの家庭に戻ってくる。お精霊さんと呼んでいる。家をを間違わないように、ここですよと迎え鐘を撞く。
戒名や先祖代々と書かれた水塔婆に高野槇で水をかけ水回向をする。
お精霊さんは槇に乗ってそれぞれの家に帰ってくる。そんな話。
境内には地獄極楽絵図も掲げられている。子供のころはこの絵説きが恐かったことを思い出す。
このほかに六波羅密寺や千本ゑんま堂でも迎え鐘がある。
今年もお迎えができました。
ちなみに送り鐘というのもあって、16日には寺町三条の矢田寺や千本ゑんま堂とかで撞かれています。
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