金堂内陣の特別拝観(百体観音)と高橋松山の大津絵展があるので三井寺(園城寺)に行ってきた。
ただ行くのはなんなので東海道に沿ってぶらぶら…。峠の手前に蝉丸神社があらわれる。 ここから一気に琵琶湖に向かって下る。ほどなく逢坂の関所址。
5分ほど進むと、弘法大師堂。 普段は車で通ているだけなのです通りしてしまう。
なぜか蝉丸神社奥の院。 よくわからないけれど関蝉丸神社というのがあるみたいです。
ようやく長等の商店街。 大津祭りの時に来たことがある。人通りはほとんどない。
三井寺入り口で特別拝観券1000円を購入。もう少し安くならないかねえとはいつも思う。四国は拝観料なんてないしねえ。
まずは札所観音堂参拝。
百体堂に大津絵発見! ここの百体観音を金堂に持って行って特別拝観として公開中(よくわからない)。
ほどなく金堂。
近江八景 三井の晩鐘。 撞くのに更に800円かかるということで!!!他の人の撞くのを静かに鑑賞(撞)。
百体観音。 高橋松山展。
ここでなんと鍾馗様と出会う。 前から我が家に鍾馗様を迎えたかったのですが、なかなかフィットする鍾馗様に巡り合えなかったのですが、なぜか金堂の中に美濃邉鬼瓦工房の作品がいくつか売られていて、その中の鍾馗瓦に目があってしまいました。9000円に迷いましたが、これも御縁と購入決定。いずれ我が家の屋根の軒先に鎮座してもらいます。
京町家などの屋根に見かける鍾馗さんの来歴には諸説ありますが、その歴史を紐解くと...唐の時代、玄宗皇帝が病を患い寝込んでいた時、玄宗皇帝の夢の中に一匹の小鬼が現れ、玄宗皇帝の玉笛と楊貴妃の匂い袋を盗もうとしました。鬼の手が玄宗皇帝にかかろうとした時、髭を蓄えた大男が現れ忽ち鬼を退治してしまったのです。夢の中に現れた男は鍾馗と名のり、自分の魁偉な容姿が災いし、科挙に失敗したことを恥じ、自ら命を絶ちました、それにも関わらず帝に手厚く葬って頂いた事を深く感謝したおります。今日はその恩に報いるため参りましたと話しました。玄宗皇帝が夢から覚めると病はすっかり癒え元気になっており、玄宗皇帝は夢に出てきた鍾馗の姿を絵師に描かせ、邪気を祓う力があるものと広めさせました。それから鍾馗さんは道教の神として魔除けに効果があるとして祀られるようになったと言われています。
それと京町家。昔、三条の薬屋の奥さんが病気になりなかなか治らない。見てもらったら、向かいの家の鬼瓦に原因あり。そこで鬼より強い鍾馗さんの登場。鬼瓦に対峙して屋根に置いたところ、奥さんは見事快癒。以来京町家の屋根には鍾馗様が置かれるようになったとか。めでたしめでたし。
金堂の特別拝観の前に、内陣入り口でお坊様から天台密教の加持祈祷をしていただいて水をかけていただいてから参拝。
秘仏弥勒仏は1100年余り一度も御開帳されていないとのことで、扉は固く閉じたまま。かわりに100体観音(西国33カ所、坂東33カ所、秩父34カ所の観音霊場の本尊を模刻したもので江戸中期とか。満願寺の後ろを向いた観音様に興味津々。
大津絵の店に立ち寄り
本日24000歩でした。
その後鍾馗様は我が家の玄関に鎮座され、我が家を守ってくれています。