遍路は続くよ

2021年3月から始めた歩き遍路の日記を綴る

⇒歩く⇒歩く【民宿月白泊】 2021年8月1日(日)

ーひたすら歩くーf:id:nippon-henro:20210808150621j:image
 7時20分出発。この日は移動のみ。あまりに熱いので白衣も輪袈裟もリュックの中。サンヤ袋の中には常にペットボトル2本。他にリュックに1本は必須。土佐湾を目指して伊与木川添いに下っていく。遮るものがない。ここいらの田んぼは二期作ではないようで一面黄金色。いきなり初秋の風情。途中足摺岬95キロの道路標示が顔を出す。伊与木駅を過ぎ,トンネルで有名な熊井隧道を目指すが工事中で進入禁止。やむなく遠回りの県道56号。土佐佐賀に9時。トマトジュースを一気飲み。土佐湾沿いに佐賀公園,土佐白浜と小さな岬を次々越える。アップダウンはしれているが数をこなすのはきつい。特に上り。井の岬トンネルが短い。もっと長くして!土佐湾の彼方にかすかに室戸岬らしきものが見える。ここまで来たんだという感慨ひとしお。土佐入野のローソン。トマトジュースとサクサクレモンでクールダウン。(13時)更に県道沿いを進み古津賀で14時30分。時間があるので冷房の効いた喫茶店「珈琲泰夢」でクールダウン。初老の夫婦のいい店。挽きたての豆でアイスコーヒー600円。抜群に美味しい。40分ほど体を冷やし,憧れの四万十川へ。じつに壮大。感動!!16時に「民宿月白に到着」。この日の客はもちろん我々だけ。食堂には女将さんが四万十川から拾ってきたお地蔵様(おそらくお地蔵さまが女将さんとこに行ったんだろう)が鎮座。遍路専門の宿だが客はほぼ二週間ぶりとか。焼肉や魚も美味しいが手作りの野菜が一番のごちそう。敷地は一千坪,柱は総檜造り,大相撲大好きで相撲茶屋7番のタニマチとか。若いときは四万十川2往復泳いだとか20数年前までは東京で商売していたとか70歳を過ぎて薬も飲まず健康だけれど,近く白内障の手術をするとか,ここに泊まるお遍路さんはリピーターが多いとか…よく話してくれる。夜半にすごい豪雨あり。朝にはあがる。

 

 8月1日の記録 54634歩  35.0キロ  1泊2食 7000円 洗濯無料 竿干し

14泊目 736890歩 506.6キロ