遍路は続くよ

2021年3月から始めた歩き遍路の日記を綴る

土佐久礼⇒37番岩本寺【土佐佐賀温泉こぶしのさと泊】 2021年7月31日(土)

ー酷暑の土佐遍路再開ー

須崎駅到着予定7時14分が高知駅以降の降車が少なく7時15分発のJR普通窪川行に間に合う。(260円)土佐久礼駅に7時30分に降り立つ。大坂遍路道を進む。町並みを抜け,緑の田んぼ道を通り,山道に入りしばらく行くと,突然直登の遍路道は始まる。焼山寺の遍路転がしくらいの急登。シマヘビのお出迎えもある。いたるところ蜘蛛の巣だらけ。今日は誰もこの道を通っていない。かなり息を切らせながら9時10分七子峠に到着。f:id:nippon-henro:20210821090641j:image遠くに海を望む。15分程息を整える。ここから影野まではおだやかな下り坂。照り返しが強く自然に影を求める。県道56号に沿って道の駅「あぐり窪川」13時35分着。陰でリュックを下ろし靴を休める。緩やかな国道の登りを外れ窪川の町並みへ。娘がリサーチしておいた「うなきち」に立ち寄る。外で20分ほど待って13時。いよいような重(並)2500円と出会う。f:id:nippon-henro:20210809042425j:image関東風でも関西風でもない四万十風。肉厚の油のほとばしる野趣な美味しさに舌鼓。三十七番札所岩本寺はすぐ。13時20分着。コンパクトにまとまったお寺。天井画も評判通り。運だめしのカワラケ500円。(13時40分発)f:id:nippon-henro:20210821090819j:image

再び県道56号の緩やかで長ーい登りと下り。ウナギパワーも暑さには勝てない。途中から峠をまたぐ一ノ瀬遍路道へショートカット。ここも蜘蛛の巣だらけ。更に拳の川峠を越えふらふらでもう限界かなと思ったところに遍路休みどころを見つける。おじいさんがおられて「冷蔵庫の中のは何でも飲みなさい」。いただいた野菜ジュース缶に再び気持ちが入る。16時15分「土佐佐賀温泉こぶしのさと」にやっとのことで到着。この夏は歩きのお遍路さんはおられないねえとのこと。支配人さんの細やかな心遣い。日帰り温泉も兼ねているのでそこそこ入浴客は多い。柔らかなしっとりした泉質。何よりサウナがあった。サウナ⇒水風呂⇒自然浴⇒露天風呂を3セット。疲れが体から出ていく。水風呂サイコー。食事もなかなか。土佐風ところてんも美味。チャンバラ貝も珍味。鱧の天ぷら,米豚陶板焼き,f:id:nippon-henro:20210821091227j:image
f:id:nippon-henro:20210821091222j:image刺身いろいろ職人の味を堪能。f:id:nippon-henro:20210821215721j:image

7月31日の記録 51670歩 32.6キロ  一泊2食 13000円(洗濯機無料乾燥機200円)

13泊目 682256歩 471.6キロ

〇500ミリのペットボトル(水かスポーツ飲料)8本は飲んでいる。他にトマト缶ジュース3缶は必須。昼はコンビニの氷果。