遍路は続くよ

2021年3月から始めた歩き遍路の日記を綴る

⇒歩く⇒歩く【ペンションサライ泊】 2021年8月2日(月)

四万十川を越えるー

 5時45分朝食。6時10分出発。早朝の四万十川は実に穏やか。朝霧が少したち,霧雨けぶる四万十大橋を6時35分通過。しばらく川沿いを下り,四万十野鳥自然公園。そういえばトンボが多い?ここいらは田んぼは緑一色。土佐清水市を目指して県道321号を上っていく。結構旧坂が続くので消耗が激しい。さらに少し上ったところが伊豆田トンネル入り口。1620メートルは最高に気持ちいい。トンネルを抜けしばらく下るとマムシのお出迎え。目を合わせないようにそろりとかわす。真念庵入口の一ノ瀬を通過。下ノ加江川に沿って下っていく。下ノ加江橋手前のローソンはイートインコーナーあり。迷わず10%の消費税を払ってトマト缶ジュースとガリガリ君ソーダでクールダウン。ここからは海岸線。小さな岬を一つひとつ越えていくと明日泊まる「民宿くもも」更に一つ峠を越えると,眼前にスケールの大きな大技の浜(11時)。大技海岸を歩く遍路道もあるのだが暑すぎるので県道を進む。以布利12時20分。少し気分転換に県道から足摺遍路道へ。海食崖の海すれすれを進む。カワセミのつがいが見送ってくれる。急な傾斜を上る。シマヘビが出迎え。蜘蛛の巣とやぶ蚊だらけで早々に県道へ戻る。本来宿泊すべき予定の「旅路」を1時前に通過。以布利遍路道を進む。太陽の家を通過し13時40分に窪津漁港のへんろ小屋で大休止。海遊館の四国センターがありジンベイザメもいるようだが土日の指定時間以外は見学はできない。靴を脱いでの休憩はいい。さらに歩みを進め足摺岬手前4キロの「ペンションサライ」に15時45分到着。うわさのサライ。風呂はオーシャンビュー。部屋も(今回は2人で一部屋)オーシャンビュー。眼前に雄大な太平洋が広がる。そして噂の夕食。調理師歴15年のご主人。目の前の海の定置網に掛ったものだけの超新鮮な魚介類。清水サバも超新鮮。どれもこれも本当に美味しく量も多かった。ぜひまた食べに行きたい店・今まででダントツ一位。おかみさんの細々しい配慮とトーク。遍路への一方ならぬ愛情。洗濯場はないとのことで困ったら「私んちのでしといたげる」と洗濯も乾燥もしていただく。私の愛飲のきつめの日本酒。遍路中は禁酒だが般若湯ということで一口だけいただく。全身に沁み至る。まさに般若湯

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 8月2日の記録  58478歩  37.8キロ  1泊2食7100円(遍路割引き) 洗濯していただく。寝巻(本来持参)お接待 今治軍手,ソーダ鰹パウダーは龍馬パスポートの特典で。

15泊目 795368歩 544.4キロ