遍路は続くよ

2021年3月から始めた歩き遍路の日記を綴る

唐浜駅⇒28番大日寺【喫茶民宿きらく泊】 2021年7月22日(木)

ーこれぞ熱地獄ー

 バスは順調に進み,高知駅バスターミナルに予定より早く5時50分に到着。JR高知駅6時3分発の普通に乗車。6時19分御免着。1分の乗継ぎで土佐くろしお鉄道乗車。車中から今日これから進む道が見える。太平洋が広々と心地よい。7時20分に再び唐浜駅に降り立つ。茨城県から神戸空港経由で来た歩き遍路さん1名が一緒に下車。娘と先に歩きを始める。前回は山すそ一面に琵琶がなっていたのが今は緑一色。二期作地帯なので稲を刈り取ったところ,これから稲刈りするところ,すでに2回目の田植えが終わっているところとそれぞれ。ところどころに遍路の木というのもある。実がなるとご自由にお取りくださいという感じ。今回は実はなっていなかったけれど。あと所どころに無人自動の製氷機が置いてあったり,冷茶機があったりしてのどにぐっと染み入るお接待。

 海岸沿いを直射をあびながら前に前に進む。10時に安芸につく。唐浜で出会ったお遍路さんとここで再会したが後は合わなかった。ここが阪神の安芸球場と眺めている間にどこかいっちゃったみたい。ここらからは日影を見つけてはそちらに接近。家影,木陰なんでも陰陰陰最高!気温は33度くらいあるか,アスファルトの照り返しも半端ない。

 芸西村を通ていると,老人に呼び止められる。「こっちの道を行って海岸にあるお龍(竜馬夫人)君枝(お龍妹)の像を見ていきなさい。」と案内のお接待。サイクリングロードは木陰が多く暑さもややしのげる。13時30分「道の駅やす」でロング休憩。コンビニで手延べそうめん400円購入今日初めての食事。ここは2018年に大阪富田林署から逃走し自転車遍路に化けていた人がいたところ。ローカルな話題は関西人のみ知るか。ここからは頭くらくら,足元ふらふら。熱中症との戦い。香我美で海岸を外れ車道を行く。野市の駅そばを通過。赤岡の絵金蔵近くを抜ける。元気だったら絵金を見たかったが,その元気がない。ニ十八番札所大日寺への道のりがすごく遠くに感じ始めたころ,突然に急な階段が出てくる,疲れのピークにきついきつい。16時に到着。人影はまばら(16時20分発)車道を降りたところが今日の宿舎「民宿喫茶きらく」16時30分到着。まずは冷茶缶のお接待。身体に染み入る。ここは管直人元首相が辞めてから歩き遍路をしているときに休憩に喫茶に立ち寄ったところとか。夕食は自家製の野菜たっぷりサラダに野菜たっぷり冷麺,定番のカツオたたきおかみさんの人柄も含めて疲れが癒される。f:id:nippon-henro:20210808133440j:imagef:id:nippon-henro:20210813194555j:image

 22日の記録 57942歩 33.0キロ  1泊2食 6800円(弁当付き)

10泊目 461794歩 333.9キロ

〇洗濯機,乾燥機はお接待。冷茶缶一つも更にお接待でいただく。それども渇きは満たされずペットボトル2本を自販機で購入し枕元に置く。