遍路は続くよ

2021年3月から始めた歩き遍路の日記を綴る

東寺 御影堂(大師堂)生身供(朝参り) 2022年10月14日(金)

  14日は父親の命日。だからというわけでもないが、一度東寺の生身供に参加したくって、早朝に自転車で東寺まで。

 早朝、陽が昇る前の五重塔。尺八の音色、お経の声など静かな中に東寺の音色。

f:id:nippon-henro:20221014085821j:image

 朝6時の鐘の音とともに、ほぼほぼお年寄りと、観光で京都に来た人なんかが御影堂に入る。堂内の椅子は36席でそれが定員。

f:id:nippon-henro:20221014085834j:image   f:id:nippon-henro:20221014085840j:image

 生身供は御影堂に在られるお大師さんに朝ごはんを備える日課行事。6時から7時までたっぷりと時間をかける。

 お坊さんの後ろ側で、信者さんの発声のもと、開経偈、懺悔文、三帰、三竟、十善戒、発菩提心真言、三摩耶戒真言真言安心和讃か光明真言和讃に始まって、弘法大師和讃。(いずれもお大師様をたたえる和讃。)

 弘法大師和讃の中に、・・・息災延命且易産 あゆむに遠き山河も 同行二人のご請願 八十八の遺跡に よせて利益を成し給う 罪障深きわれわれは 繋がぬ沖の捨小舟 生死の苦海果てもなし・・・と続く。

 その後、般若心教、光明真言、大師宝号と続き廻向で終わる一時間。般若心経もまた違った言い回し。唱和というのもなかなかいい感じです。

 一度参加してみたかったので今日は気持ちいい目覚めです。