宿坊の朝の勤行は6時。静まり返った本堂。流れるようなお経が美しく響く。声明かなぁ。最後に全員で般若心経。終わると善通寺恒例の抽選会。何と!何と!唯一のあたり札!!念珠と手拭いをいただく。ありがたや。この後漆黒の中の戒壇巡り約10分ほど闇の中、途中でお大師さんの声を復元したお経が流れている、そして湯豆腐付き朝食7時10分。抽選で当たりを引いたので8000円は決して高くありませんでした。7時30分に75番札所「善通寺」とにかく大きい。
五重塔が凛とそびえたつ。8時出発。門前通りを歩く。9時15分に76番札所「金倉寺」到着。ここも花で手水が飾られている。シャボン玉も。この後娘お勧めの釜揚げうどん「長田in香の香」に行く。9時開店なのですごい行列。迷ったけれども20分並ぶ。釜揚げうどん小300円、大400円を注文。大徳利に熱々のおつゆ。麺にもゆで汁がたっぷりで熱々。美味しくいただきました。とっても早い昼食です。ここから国道33号を78番札所「郷照寺」に向かってひたすらひたすら進む。丸亀城を見ながら…。讃岐富士を横目に足を進めると、12時半ころ突然に車が止まって「お遍路さん」と若い兄ちゃんに呼び止められる??「これお接待」とお弁当、お茶、缶ジュースを二人分頂く(多分ふたりのお兄ちゃんの昼食ではなかったか?)お接待文化がすごい。13時「道隆寺」に到着。お弁当も有難くいただく。疲れが少し見えるお妻さんは今後の行程(宿には5時迄に着くようキツく言われている)を考えでここからJRに乗り宇多津→国分。私は遍路ピッチを上げる。旧国道宇多津の街並みを通り抜ける。国道33号を早足で駆け抜ける。14時40分に79番札所「天皇寺」到着。崇徳院の白峰宮も拝む。こちらの方が立派かもしれない。
綾川に沿って足を更に速める。晩秋は日が落ちるのが本当に早い早い。16時30分ようやく80番札所「国分寺」に到着。
えびすや旅館16時40分到着。
女将さんは元気元気。夕食に出た鰤の照り焼きのたれは三世代にわたって引き継いでいるとか。甘めの濃い照り焼きをいただく。ここは歩き遍路さんしか泊めないとか。この日の遍路さんは私たち二人を含めて6人。北海道や埼玉から。通しの人が二人。10月初めから歩いているとか。まもなく結願ということで表情はすごくいいのです。でも流石に40日ほど歩き続けておられるので身体はかなりきつそうです。あとの二人は一国区切り打ちとか。二、三日後には結願。すごいね。話が弾む。
えびすや旅館 1泊2食 7200円 (洗濯はお接待でしていただく)
14日の記録 47618歩 31.9キロ
28泊目 1744887歩 1100.1キロ