遍路は続くよ

2021年3月から始めた歩き遍路の日記を綴る

ブログを始める

遍路当初はまさか自分がブログを始めるなんてこれっぽちも考えていなかった。土佐に入ったあたりだろうか、まだ八十八番まではとんでもなく遠い時に、二巡目は通し打ちしたいなあ…と時々頭をよぎり始めるようになった。いわゆる「お四国病」というやつに感染したか?いつ巡れるかなあ?完全に退職してからかなあ?家のものはどう言うかなあという考えが時折頭をよぎるようになった。それほどに四国の地は私を引き付けてやまないものがある。

となるとここまでの道のりとか、気になったこととか、感じたことなどいろいろ記憶を記録に残しておくことが大事かなあ…と思うようになった。このころからパソコンでいろんな先人の遍路記も見るようになってもきた。参考になることや泊まりたい宿とか読んでいて参考になるし面白い。いろんな人々が歩いていることがパソコンを通して見えてくる。

スマホでいままで撮りためた写真からは日付や時間、場所ががわかる。iPhoneの歩数とか距離、歩速を活用できる等々。で区切り打ちが終わったお盆あたりから少しずつ日を追い、パソコンに記憶を記録し始めた。

記憶は残るが加齢とともに脳のどこに片づけたかがわからなくなる。見たこと(視覚)、聞き取ったこと(聴覚)、感じたこと(思考)はそれぞれに脳の中の引き出しが異なるので後日にそれらを合わせ、まとめることは私の年齢では困難を極めると養老先生がおっしゃっていた。

そんな時、娘がパソコンメモをブログににすると他の人の参考にもなるかもね。あとは娘に手取り足取りレクチャーしてもらって土佐一国を打ち終わったところで初めてのブログを立ち上げた。写真も入れた方がいいということでいろいろ探したがほとんどが自分中心に撮っているのであげにくい。これからは自分の写らない写真を撮らねば。料理しかり宿しかり。伊予編からはもう少し感じいいのにしようと、一つ新しい目的が増えた。