遍路は続くよ

2021年3月から始めた歩き遍路の日記を綴る

賀茂川

60歳前後、まだマラソンでサブ4を目指していたころには賀茂川をよく走った。

我が家からまっすぐ西へ5分歩くと賀茂川河畔につく。南へ九条まで走って戻ると約5キロ。北へ走って出町柳のデルタを往復すると約10キロ。f:id:nippon-henro:20220111151136j:image
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f:id:nippon-henro:20220111151139j:image北へ高野川を上がり、高野橋をくぐって端っこの人道橋を渡ってデルタへ戻り、更に加茂川を北に走り、MKボウル上の人道橋を渡り一気に三条まで戻ると約20キロ。鴨川をずうっと八幡まで行って折り返しても約20キロ。信号にも車にも邪魔されないマイコース。鴨川にはところどころに川を渡るための飛び石がある。先日5歳の孫が、大人の手を借りずに最後まで一人で渡れたと得意げに話してくれた。f:id:nippon-henro:20220111151104j:image
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A君がいた薬師山のホスピス、Bさんがいた医療センターのホスピスもコースの延長線上にあった。ランニングの途中に「やあやあ」と立ち寄ってドリンクをよばれて「じゃあまた来るわ」と…。たびたびの訪問はついでにがないときつすぎる。遍路も同じだけれど走り始めるとあれこれ考えなくてすむ。走ることに集中できる。ただ当時はランニングウォッチの心拍数やラップタイムに縛られていた気もする。歩き遍路は時計に束縛されない豊かさがある。父の三回忌、母の一周忌、義父の一周忌が終わるとまもなく四国遍路二巡目を再開する。